HOME / 現場のコツ / 雨の日の配達

雨の日の配達|商品を濡らさない積み方と装備

配達のがっこう2026.06.21稼働3年目
雨に濡れる車のフロントガラス越しに見える街の灯り、雨天の配達をイメージした写真
PR|当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

雨の日はクレームが増える日であり、単価が上がる稼ぎ時でもあります。濡らさない装備と積み方さえ用意できれば、雨はむしろチャンス。3年やって雨クレームがほぼ無くなった、装備・積み方・置き方のコツを包み隠さずまとめます。

01 なぜ稼ぎ時02 装備03 積み方04 止まれない! ぶっちゃけ
雨の日に出るか迷う新人ドライバー新人
雨の日は稼げるって聞きますけど、正面から濡れるし、こわいし……。みんな出てるんですか?
配達のがっこう 運営者 スーパー配達員Z配達員Z
出る人は準備がある人だけだよ。無防備で出ると、濡らしてクレーム・滑って事故で、稼ぐどころじゃない。逆に装備がそろっていれば、雨は一年でいちばんおいしい日になる。

1 なぜ雨が稼ぎ時なのか

注文が増える
外出を控える デリバリー需要が上がる
配達員が減る
休む人が多い 1人あたりの件数が増える
単価が上がる
雨ブースト等 悪天候の加算が付くことも
ただし
濡れ=即クレーム 準備が無いと逆効果

雨は「需要↑・ライバル↓・単価↑」の三拍子。準備さえあれば一番おいしい日です。逆に無防備で出ると、濡れクレームと事故リスクで割に合わない。差がつくのは“装備”です。

もう少し具体的に言うと、雨の日は「同じ時間で回れる件数が増える」のではありません。むしろ1件あたりは遅くなります(安全のため速度を落とし、玄関先で気をつかう時間も増える)。にもかかわらず稼げるのは、待ち時間がほぼゼロになるからです。晴れの日に15分待って1件だったものが、雨の日は届けた瞬間に次が鳴ります。

増えるもの
注文数・単価の加算 鳴りが途切れない
減るもの
ライバル・待ち時間 これが本体
遅くなるもの
移動・受け渡し 安全のため当然
上がるもの
事故とクレームのリスク 準備で下げる

だから雨の日は「飛ばして件数を稼ぐ日」ではなく「止まらずに回り続ける日」です。この考え方の違いが、そのまま事故率の差になります。

2 装備 — 自分と商品、両方を守る

防水バッグ中が濡れない配達バッグ。隙間はタオルや緩衝材で固定
レインウェア上下セパレート+滑らない靴。傘より両手が空くカッパ
替えのタオルバッグ内の水滴・手を拭く。複数枚あると安心
スマホ防水防水ケース/タッチできる手袋。操作不能を防ぐ
考え方「商品を濡らさない」+「自分が冷えない・滑らない」の両輪

特に効くのが中まで濡れない防水バッグ。安いバッグは縫い目から浸水します。雨の日に何度も走るなら、ここはケチらず投資する価値あり。レインウェアは傘でなく両手が空くカッパが基本です。

意外と見落とされがちなのが。私は雨の日、防水のハイキングシューズを履いています。どんな雨でもまったく滑らず、安心して突入できるのが強み。店の前のタイル張りや、初めて行く場所の階段・ロビーも普通に滑るポイントなので、靴だけはお金をかけて正解でした。防水で滑らないハイキングシューズを見る →

3 積み方・置き方 — 浸水ポイントを潰す

袋の口
口を下or内側に 雨が入る向きにしない
二重化
ビニール袋で包む バッグ内でもう一枚
水平キープ
汁物は必ず立てる 濡れ+こぼれの二重事故防止
置き配
直置きしない 屋根下・段差の上へ

受け渡し・置き配の瞬間がいちばん濡れます。玄関先で開ける数秒に雨が入らないよう、屋根のある位置で素早く。置き配は直置き厳禁で、写真も忘れずに。詳しくは置き配のクレームを防ぐコツを。

浸水は決まった場所から入ります。ここを潰すだけで、濡れクレームはほぼ消えます。

バッグの縫い目安いバッグは縫い目から染みる。中にビニールを1枚敷く
ファスナー閉じても水は入る。上向きに置かない
開けた数秒受け渡しの瞬間がいちばん濡れる。屋根の下で開ける
濡れた手で袋を触ると跡が残る。タオルで拭いてから渡す

意外な盲点が自分の手です。びしょ濡れの手で紙袋を持つと、渡す頃には持ち手がふやけています。中身は無事でも「濡れていた」という印象になるので、渡す直前に手を拭くだけで評価が変わります。

4 雨の日は「止まれない」

雨の日にいちばん怖いのは、濡れることではなく止まれないことです。濡れた路面ではタイヤと路面の間の摩擦が乾いた路面のおよそ半分まで下がるとされ、停止するまでの距離が1.5〜2倍に伸びると言われています。

乾いた路面
100
濡れた路面
150〜200

乾いた路面での停止距離を100としたときの目安です。タイヤが摩耗しているとさらに伸びます。速度・タイヤの状態・路面によって変わります。

つまり「いつもと同じ車間」で走っていると、いつもの位置では止まれないということです。車間を広く取る、交差点の手前で早めに減速する——このふたつだけで、雨の日の危険はかなり減ります。

そして特によく滑る場所があります。二輪はもちろん、四輪でも急ハンドルを切れば滑ります。

マンホール
金属+濡れ 雨の日の定番
白線・横断歩道
塗料の上は滑る 停止線も同じ
工事の鉄板
最も滑る 乗るなら直進のみ
店先のタイル
歩いていて転ぶ 靴で差が出る
雨の日の滑りやすさに驚く新人ドライバー新人
マンホールとか白線って、そんなに違うんですか? あんまり意識したことなかったです。
配達のがっこう 運営者 スーパー配達員Z配達員Z
全然ちがう。「その上でブレーキとハンドルを使わない」と決めておくだけでいい。あと夕方の雨は視界が最悪になる。路面が光ってセンターラインが消えるから、暗くなる前にライトを点ける。自分が見るためじゃなくて、見つけてもらうためだよ。

雨の日は歩行者も傘で視界が狭くなり、フードをかぶった人はこちらを見ていません。相手も見えていない前提で走るのが、雨の日の基本姿勢です。

! ぶっちゃけ言うと — 無理はしない

  • 稼ぎ時でも、安全が最優先。視界が悪く路面も滑る。スピードを落とし、無理な雨は休む判断も“正解”。事故ったら稼ぎどころじゃない。
  • 濡れたら隠さず連絡。もし濡らしてしまったら、ごまかさずすぐに運営・客に連絡する方が、結局評価を守れる。
  • 装備は経費にできる。防水バッグもレインウェアも仕事の道具=経費。経費にできるもの一覧も参照。
  • 「小雨だから大丈夫」がいちばん濡らす。本降りの日はみんな厳重に備えるので事故が起きません。事故が起きるのは、装備を省いた小雨の日です。
  • 降り始めの30分が最も滑る。路面のほこりや油が浮くため。降り出したら、まずペースを落とす。

雨の日に何度も走るなら、防水装備は“投資”

中まで濡れない防水バッグ、両手が空くレインウェア、そして滑らない靴。どれも仕事の道具なので経費にできます。特に靴は、店先のタイルや慣れない階段で差が出る、地味に効く投資です。

防水で滑らないハイキングシューズを見る →
※本記事は物販の紹介リンクを含みます。商品の仕様・価格は変動します。最新情報は各販売ページでご確認ください。

— あなたの「雨の日の工夫」を募集中。フォームから投稿できます(承認制)—