配達が稼げる月・稼げない月|繁忙期と立ち回り

「今月は伸びる」「今月はきつい」という波は、感覚ではなく確実にあります。3年間、曜日・季節・祝日・天気ごとの手応えを記録してきました。いつが稼ぎ時で、いつが我慢の月か。そのときどう立ち回っているかまで、数字と実体験でまとめます。
1 曜日で見る波 — 平日の中でも差がある
平日の中では月曜が一番稼げるというのが、自分の地区での実感です。土日は毎週安定していて、案件が無くて困るということがまずありません。曜日の強さは案件の中身と地域でかなり変わるので、まずは1〜2週間、自分のエリアで記録を取ってみるのが確実です。
※フードデリの時間帯別の傾向(ピーク時間の立ち回り)では「月曜・火曜は谷」としていますが、これはランチ・ディナーの注文が中心のアプリ配達の話です。案件ベースで動く軽貨物では、曜日の強さがこれと逆に出ることがあります。同じ「配達」でも、仕事の取り方が違えば波の形も変わります。
月曜が強い理由まで断定はできませんが、企業の荷物を扱う案件が中心だと、週末に止まっていた発送が月曜にまとめて動き出すという流れがあるのかもしれません。フードデリのように「その場の食欲」で注文が生まれる仕事と、軽貨物のように「企業の稼働リズム」に連動する仕事とでは、そもそも波の作られ方が違うと考えたほうが自然です。
だからこそ、他人の曜日の記録をそのまま当てにするのは危険です。スマホのメモアプリでもいいので、「曜日・天気・当日の売上」だけを1〜2週間書き出してみてください。案件の種類が変わればここに書いた順位も入れ替わります。自分の波は、自分の記録でしか正確には掴めません。
2 季節で見る波 — 春休みは強い、GWは意外と伸びない
| 時期 | 手応え | ひとこと |
|---|---|---|
| 春休み3月下旬〜4月上旬 | 良かった | 一番安定して稼げた季節 |
| 春休み明け4月中旬〜 | ガクッと落ちる | 反動が大きく、毎年ここで気を引き締める |
| GW | 期待したほどでは | 世間のイメージと違い、伸びは限定的だった |
※あくまで自分の地域・案件での体感です。エリアや扱う荷物の種類によって、繁忙期の出方は大きく変わります。数字を保証するものではありません。
はっきりした理由までは分かりませんが、春休みは行楽や引っ越しが重なって荷物や外食の需要そのものが増えやすい時期なのかもしれません。逆にGWは、荷主側の会社も休みに入ることが多く、世間が休むほど案件も止まりやすいという面があるように感じています。
春休み明けのように反動が読めている落ち込みに対しては、直前に案件を1つに絞らず複数の委託先やマッチングアプリに登録しておくと、片方が落ちてももう片方で埋め合わせがききます。案件の探し方はこちらの記事で比較しています。
3 記録に残っている日 — 祝日・雨・大きなイベント
単発の「1日でいちばん稼げた日」を振り返ると、順位ははっきり覚えています。
| 1位 | 海の日(祝日) 直近でいちばん稼げた1日 |
| 2位 | 5月の平日・木曜・終日雨 その前の記録 |
| 共通点 | どちらも「みんなが動きにくい・休みたくなる日」 |
祝日は普段の平日より外食・荷物の需要が増えるうえ、休みたがるドライバーも一定数いるぶん、動く人にとってはチャンスになりやすい日です。雨の日についても、雨の日の記事にまとめたとおり「需要↑・ライバル↓」の構図で、実際に自分の記録2位もここに当てはまりました。
単発の記録ではありませんが、ワールドカップの試合がある日も同じ構図で強かった時期です。ピザ屋からは高額案件がダブル・トリプル(1軒に2〜3件分の注文がまとまって出る)で飛んできて、普段は単価が低いマクドナルドのようなお店でも、1,000円を超える注文がバンバン入りました。「大勢で集まって画面を見ながら食べる」という需要が、外食・宅配に一気に流れ込む典型だったと思います。
※ワールドカップは開催年が限られる特殊なイベントですが、花火大会や地域の大きなお祭りなど「大勢が同じ時間に同じ場所(画面の前も含む)に集まるイベント」は、同じような伸び方をしやすいと考えられます。自分のエリアの年間イベントをカレンダーでチェックしておくと、狙い目が見えてきます。
逆に言うと、GWのような「みんなが休みたい大型連休」は、必ずしも稼ぎ時とは限らないということでもあります。祝日1日と大型連休では、需要と供給のバランスが変わるということかもしれません。
4 深夜稼働という選択肢 — さわりだけ
たまにですが、深夜に動くこともあります。回数は多くありませんが、深夜は単価が高い・荷物が大きい「おいしい案件」に当たることが多い時間帯です。現場では、そういう案件を「マグロ案件」と呼んだりします。
深夜稼働には案件の拾い方にコツがあるのですが、ここで全部書くと長くなりすぎるので、今回はさわりだけにしておきます。詳しいコツはいずれ別の記事でまとめる予定です。
ひとつだけ先に言っておくと、深夜は眠気による事故リスクと体調管理が普段より重くのしかかります。稼げるからといって無理に予定を詰めるのはおすすめしません。
位置づけとしては、深夜稼働は「メインの働き方」ではなく「たまに乗るボーナス」くらいに考えています。毎日の生活リズムを崩してまで狙いにいくものではなく、体調と相談して余裕がある日だけ選ぶ、というスタンスです。
! ぶっちゃけ言うと — 数字で見直す
- 月商(売上)は月30万〜40万円くらいで推移しています。これは経費を引く前の数字なので、手取りの計算は手取りシミュレーションで別途出しています。
- 記録に残る1位・2位は、どちらも「みんなが動きにくい日」だった。祝日と雨の日という組み合わせは偶然ではないと思っています。
- 春休みは狙い目、GWは期待しすぎない。大型連休だから稼げるとは限らないというのは、実際にやってみるまで自分も分かっていませんでした。
- 稼げるときはねばるだけねばる。ダメなときはスパッと切り上げるか、地域を変える。この切り替えの速さが、月30〜40万円を維持できている一番の理由かもしれません。
- 波は地域と案件の中身で変わる。ここに書いたのはあくまで自分の3年間の記録です。まずは1〜2週間、自分のエリアでメモを取ってみてください。
次は「自分の波」を記録してみる
波の形は地域と案件で変わります。だからこそ、この記事の数字をそのまま信じるより、自分の曜日・季節ごとの手応えを1〜2週間メモしてみるのが一番早い近道です。あわせて、売上を手取りに直す計算と、案件の探し方も見ておくと判断がぶれません。
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