HOME / お金・経費 / 国保・年金

個人事業主の国保・年金はいくら?|所得別の実額と安くする方法

配達のがっこう2026.07.21稼働3年目
PR|当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

会社を辞めて配達で独立すると、まず驚くのが保険料の請求額。会社員時代は給料から自動で引かれ、しかも会社が半分払ってくれていました。個人事業主は全額自分持ち。国民年金は年約21万円、国保は所得次第で年数十万円。ここを知らずに脱サラすると資金計画が崩れます。実額の目安と、合法的に安くする方法をまとめます。

01 会社員との違い02 実額の目安03 安くする方法04 将来の穴! ぶっちゃけ言うと
新人ドライバー新人
独立して最初の国保の通知を見て、金額を二度見しました。何かの間違いだと思って役所に電話したくらいで…。
スーパー配達員Z配達員Z
みんな通る道だよ。理由は2つ。①会社が半分払ってくれていた分が消える ②国保は「前年の所得」で決まる。つまり会社員だった年の給料で計算された請求が、収入がいちばん不安定な年に届く。間違いじゃなくて、そういう仕組みなんだ。

1 会社員との違い — 半分負担が消える

会社員
厚生年金+健康保険 会社が半分負担・給料天引き
個人事業主
国民年金+国保 全額自分で払う
国民年金
定額制 所得に関係なく同じ額
国保
所得比例 前年の所得で決まる

ポイントは2つ。①会社の半分負担が消える ②国保は「前年の所得」で決まる。つまり脱サラ1年目は会社員時代の所得で計算された国保が来るので重い。逆に言うと、経費を正しく計上して所得を抑えれば、翌年の国保は下がります。退職直後のお金の全体像は会社を辞める前のお金の準備で詳しく。

2 実額の目安 — 所得別にいくら来るか

国民年金は所得に関係なく定額で、2026年度(令和8年度)は月17,920円=年214,800円です。国保は自治体で差がありますが、ざっくり所得の1割強+固定額。40歳以上は介護保険分が上乗せされます。

事業所得(売上−経費)国民年金国保の目安合計の目安
200万円約21万円約20万円前後年約41万円
300万円約21万円約28万円前後年約49万円
400万円約21万円約37万円前後年約58万円

所得300万円なら、保険関係だけで年50万円クラス。月に直すと4万円強がここに消えます。「日給いくら」だけ見て独立すると、この規模感に後から気づいて青ざめる……はあるあるです。手取りの全体像は手取りシミュレーションとセットでどうぞ。※国保は自治体・年度で変わるので、正確な額はお住まいの市区町村のシミュレーションで確認を。

やよいの青色申告オンライン

3 安くする方法 — 合法的に下げる4つ

① 経費を漏らさず計上所得が下がる=翌年の国保が下がる
② 青色申告の65万円控除国保の計算でも控除が効く自治体が多い
③ 国民年金の前納2年前納で1万円以上の割引
④ 全額が社会保険料控除払った分だけ所得税・住民税が下がる

いちばん効くのは①経費の取りこぼし防止。国保は所得比例なので、経費を1万円漏らすと「税金+国保」でダブルに損します。ガソリン・車両・スマホ代など経費にできるもの一覧を確認して、記帳を仕組み化しておくのが結局いちばんの節約です。所得が大きく下がった年は免除・納付猶予制度(年金)や減免制度(国保)も使えるので、苦しい年は放置せず窓口へ。

ちなみに僕の記帳環境は1年目まるまる無料で始められる「やよいの青色申告オンライン」。銀行・カード連携で経費が自動集計されるので、取りこぼし対策が仕組みで回ります。操作も素直で、3年使って不満なし。

やよいの青色申告オンライン(初年度無料)を見る →

4 将来の穴 — 厚生年金が消えた分をどう埋めるか

会社を辞めて困るのは、いま払う額だけではありません。将来もらう額も減ります。会社員は「国民年金(老齢基礎年金)+厚生年金」の2階建てでしたが、個人事業主は1階部分だけになるからです。払う額は増えて、もらう額は減る——ここが独立のいちばん地味で、いちばん効いてくる部分です。

2階部分を自分で作る手段は、大きく4つあります。

付加年金月400円を上乗せ。将来の年金が「200円 × 納めた月数」ずつ毎年増える
国民年金基金掛金に応じて将来の受取額が決まる。全額が社会保険料控除
iDeCo自営業は月68,000円まで。全額が控除。ただし60歳まで1円も引き出せない
小規模企業共済年84万円まで控除。廃業時に受け取れて、貸付制度もある
配達業なら収入が揺れるので、引き出せる手段(小規模企業共済)を先に。ただし付加年金だけは別格
新人ドライバー新人
「付加年金だけは別格」って、どういうことですか? 月400円って、そんなに変わりますか。
スーパー配達員Z配達員Z
計算してみると分かるよ。2年受け取れば、払った額を超えるんだ。しかもその後はずっと増えたまま。こんな条件の制度、他に見たことがない。

1年ぶん(12か月)納めた場合で並べます。

払う額400円 × 12か月 = 年4,800円
将来ふえる年金(毎年)200円 × 12か月 = 年2,400円
元が取れるまで2年。以降は受け取るあいだずっとプラス

月400円は1日あたり13円。缶コーヒー1本より安い金額で、2年で元が取れて、そのあとは一生増えたまま。やらない理由がほとんど見当たりません。

ただし、申し込むときの注意が3つあります。

窓口で申し出る
自動では付かない 市区町村の国民年金窓口へ
さかのぼれない
申し出た月から 気づいた月に動くほど得
国民年金基金とは選択
併用できない どちらか一方
免除中は納められない
保険料免除・猶予中は対象外 免除が終わってから

※付加保険料を納めると、iDeCoに出せる上限が月68,000円から67,000円に変わります(合計の枠が決まっているため)。保険料の額・制度の要件は年度によって変わるので、最新は日本年金機構またはお住まいの市区町村でご確認ください。

順番をまとめると、①まず付加年金(月400円)を窓口で申し出る ②余力ができたら小規模企業共済 ③さらに余ればiDeCo。この順番なのは、配達の仕事は収入が月ごとに揺れるからです。60歳まで引き出せないお金を先に積むと、稼げない月に身動きが取れなくなる。小規模企業共済の記事で、共済とiDeCoの使い分けをくわしく書いています。

! ぶっちゃけ言うと — ここは注意

  • 国保に「扶養」はない。会社の健保と違い、家族の分も人数分かかる。家族持ちの脱サラは、ここを必ず試算してから。
  • 40歳になると介護保険分が上乗せ。同じ所得でも40歳を境に国保が数万円増える。
  • 滞納だけはしない。国保・年金は督促が固く、延滞金も付く。苦しいときは免除・分納の相談が先。
  • 退職直後は「任意継続」と比較を。会社の健保を2年まで続けられる制度。どちらが安いかは人による。詳しくは退職前のお金の記事で。

保険料は「所得」で決まる。だから帳簿がそのまま節約になる

国保を下げる最短ルートは、経費を1円も漏らさず申告すること。僕は「やよいの青色申告オンライン」に銀行・カードを連携して、経費の取りこぼしをなくしています。初年度無料で、青色申告の65万円控除にも対応。保険料と税金、両方に効きます。

※本記事は会計ソフト等の紹介リンクを含みます。保険料・制度の数値は目安であり、自治体・年度・個人の状況で変わります。正確な額は市区町村・年金事務所・税理士等にご確認ください。

— あなたの「国保・年金いくら来た?」体験を募集中。フォームから投稿できます(承認制)—

やよいの青色申告オンライン 初年度0円・クラウド申告ソフトシェアNo.1

やっぱり自分でやるのは苦手/人に頼みたい人はこちら。税理士費用も経費にできます。

フリーランス・マイクロ法人に強い 菊池会計事務所 最安マイクロ法人パッケージ