出前館の初回研修は何をする?|動画とテストだけで終わります

「研修」と聞くと、指定された場所に集まって、担当者の話を聞いて、質問して……という光景を思い浮かべる人が多いと思います。私も最初はそう思って、丸一日空けるつもりでいました。
でも実際は違いました。出前館の初回研修は、家のスマホで動画を見て、そのあとテストを受けるだけです。移動もなければ、人と話すこともありません。
ただし、油断すると引っかかるところが2つあります。テストは全問正解しないと通らないことと、受かってもその日から走れるわけではないことです。順番に見ていきます。
1 研修は「集まる」ものではなくなっている
昔は各エリアの拠点に集まって説明を受ける形式がありました。そのイメージが今も検索結果や体験談に残っているので、「研修=出向くもの」と思ってしまいます。
けれど現在の登録はオンラインで完結し、説明会に出向く必要はありません。申し込みの審査が通ると、研修動画を見るためのURLがメールで届きます。件名は「【出前館】研修動画視聴のご案内」のような形です。スマホでもタブレットでもパソコンでも見られます。
申し込みから走り出すまでの流れは、だいたいこうなります。
Webから申し込む
本人確認書類・振込口座・使う車両(自転車/バイク/軽)を登録する。面接はない。
審査を待つ
ここで落ちることもある。通ると研修動画のURLがメールで届く。
研修動画を見る
「配達業務について」という動画。1本あたり10分弱で、配達の流れとルールを説明される。
確認テストを受ける
全20問。全問正解しないと先に進めない(詳しくは次の章)。
アカウントの発行を待つ
テストを終えてすぐではなく、数日たってからアカウントのメールが届く。
つまり「研修」と呼ばれているのは、上の3と4だけです。ここだけなら、慣れた人なら30分ほど、じっくり見ても1時間はかかりません。出前館の始め方で全体の流れをまとめているので、登録そのものが不安な人はそちらもどうぞ。
※研修の形式・動画の本数・所要時間は時期やエリアで変わることがあります。実際に届いたメールの案内を優先してください。
2 確認テストは20問。全問正解しないと通らない
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。研修動画のあとに理解度をチェックするテストがあります。
出題される内容は、大きく2つに分かれています。
| 問題 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 1〜8問目 | 交通ルール | 標識・駐停車・自転車のルールなど |
| 9〜20問目 | 出前館のルール | 動画で説明された内容から出る |
難易度そのものは高くありません。動画をちゃんと見ていれば答えられる範囲です。引っかかるのは難しさではなく、合格の条件のほうです。
8割正解ではなく、全問正解が条件です。ただし怖がる必要はありません。落ちても何度でも受け直せます。1回目に間違えて、動画を見直して2回目で通った、という人は珍しくありません。
だから対策はひとつだけ。動画を「ながら見」しないことです。家事をしながら、テレビを点けたまま流していると、細かいルールの部分を確実に落とします。
※出題数・出題範囲・合格条件は時期によって変わる可能性があります。テスト画面の案内をそのまま確認してください。
3 テストに受かっても、その日には走れない
これも先に知っておくと、気持ちが折れずに済みます。
テストを終えた瞬間にアカウントが発行されるわけではありません。そこから数日たって、配達員アカウントの案内メールが届きます。長いときは1週間近くかかることもあります。
「研修が終わったら初日だ」と思って予定を空けておくと、その日は何もできずに終わります。研修を受ける日と、初めて走る日は別の日だと考えておくのが正解です。
この待ち時間は、むしろ準備にちょうどいい期間です。バッグを買って、地図アプリを入れて、担当エリアを自転車や車でひと回りしておく。初日に迷わないための下見ができます。
※発行までの日数は時期・エリア・申込の混み具合で変わります。1週間以上音沙汰がないときは、迷惑メールフォルダを確認したうえで公式のサポート窓口へ問い合わせてください。
4 研修までに用意しておくもの
研修そのものに持ち物は要りません。要るのは走り出す日までに揃えておくものです。待ち時間のあいだに手配しておくと、アカウントが届いた日にそのまま動けます。
| 配達バッグ | 自分で用意する。当日どこかで渡されるものではない。保温・自立・型崩れしにくさで選ぶ |
| スマホと充電 | 配達アプリと地図を同時に使うのでバッテリーが一気に減る。モバイルバッテリーはほぼ必須 |
| 振込口座 | 申し込みのときに登録する。屋号の口座でなくてよい |
| 本人確認書類 | 運転免許証など。バイク・軽で登録するなら車両の書類も |
| 忘れがち | 雨の日の装備。フードデリは雨の日ほど単価が上がるので、初日から必要になることがある |
バッグ選びで失敗すると、汁物が傾いたり、料理が冷めたりして評価に響きます。配達用保冷バッグの選び方と配達の神グッズに、実際に使って良かったものをまとめています。買ったものは経費にできます。
! ぶっちゃけ言うと — ここは先に知っておいて
- 研修を受けても、配達がうまくなるわけではない。動画で分かるのはルールと手順だけ。実際にきついのは、建物の入り方・置き配の判断・ピークの立ち回りで、そこは走りながら覚えるしかない。
- いちばん多い脱落は「テストを放置」。審査に通ってメールが来たのに、忙しくて後回しにしているうちに気持ちが冷める人がいる。届いたその週のうちに終わらせるのが一番いい。
- 待ち時間にがっかりしないこと。数日かかるのは普通。落ちたわけでも、忘れられているわけでもない。
- 研修の内容は変わる。拠点集合だった時期もあれば、動画とテストの今の形もある。この記事も執筆時点の情報なので、届いたメールの案内が常に正しいと思ってほしい。
それでも、出前館は始めるまでのハードルが低いほうです。面接がなく、家で動画を見てテストを受ければ登録が進む。自転車でも始められるので、車がなくても試せます。詳しい報酬の仕組みは出前館 配達員の始め方に、他社との比較はUber・出前館・アマフレを比べた記事にまとめています。
研修は動画とテストだけ。まずは申し込みから
集合も面接もなく、家で完結します。テストは全問正解が条件ですが、何度でも受け直せるので落ちても問題ありません。テストを終えてからアカウントが届くまで数日かかるので、走りたい日が決まっているなら早めに申し込んでおくのが得です。登録条件・研修の形式・対象エリアは変わることがあるため、必ず公式の最新案内をご確認ください。
— 出前館の研修で「ここが分かりにくかった」という体験を募集中。フォームから投稿できます(承認制・辛口歓迎)—