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黒ナンバーの任意保険はどこで入れる?|等級を引き継げた1社

配達のがっこう2026.08.08 更新稼働3年目
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黒ナンバーで最初に詰まるのが任意保険です。そもそも受け付けてくれる会社が少ない。私も何社もあたって、ネットで入れるダイレクト系はほぼ全滅でした。そして最後に効いたのは「どこが安いか」ではなく「自家用で育てた等級を引き継げるか」——ここで年間およそ10万円の差がつきました。実際に当たった結果を、そのまま書きます。

01 基本情報02 なぜ断られる03 当たった結果04 お金の話05 口コミ! ぶっちゃけ言うと
新人ドライバー新人
黒ナンバーにしたので保険を切り替えようとしたら、ネットの見積もりで先に進めなくて…。何かやり方を間違えてますか?
スーパー配達員Z配達員Z
間違ってないよ。そもそも入口が用意されていないんだ。僕もアクサやソニーに連絡して、全部ダメだった。ここで諦める人が多いけど、入れる会社はある。しかも選び方を間違えると年10万円損する。順番に見ていこう。

1 基本情報 — 30秒でわかる

対象
黒ナンバー 事業用軽貨物
自家用保険でOK?
原則NG 用途が違う=無効リスク
入り口
ほぼ代理店型 ネット完結はごく一部
必須度
実質マスト 対人対物は無制限が基本
年間相場
月1.5〜2.5万円 =年18〜30万円が目安とされる
最大の分かれ目
等級を引き継げるか ここで年10万円動いた

一番大事な前提:自家用(白=普通の任意保険)のまま事業で配達するのはNGです。事故が起きても「業務使用」を理由に保険金が下りないことがある。黒ナンバーにしたら、保険も事業用に切り替える——ここはケチると一発で終わります。

2 なぜ断られるのか — 「自家用8車種」の壁

ネットの見積もりで先に進めないのは、操作を間違えているからではありません。入口がそもそも用意されていないのです。理由は保険の商品の作りにあります。

自家用の保険各社が奪い合う主戦場。ネットで即完結できる
事業用の保険まったく別の商品。扱う会社が少なく、代理店経由が基本
黒ナンバーは「営業用」なので自家用の枠に入らない=見積もり画面で弾かれる

ダイレクト型(ネット完結型)が引き受けるのは、原則「自家用8車種」という区分だけです。ここに入るのは自家用の乗用車や自家用の軽貨物などで、営業用ナンバーである黒ナンバーは対象外。だから車種を選ぶ時点で止まります。

保険比較サイトのインズウェブも「ネットで申し込めるダイレクト型の自動車保険ではほとんど取り扱いがなく、代理店を通して契約する代理店型自動車保険でもすべてが扱っているわけではありません」と説明しています。つまり業界としてそういう構造になっている、ということです。

やっかいなのは、代理店型でも会社ごと・代理店ごとに差があることです。一人親方の宅配は毎日長い距離を走って件数もこなすので、事故のリスクが高いと見られて引受を絞られやすい。同じ保険会社でも、A代理店は断ってB代理店は通る——これが普通に起きます。1軒断られただけで「無理なんだ」と思わないことが、まず大事です。

3 当たった結果 — 決め手は「等級を引き継げるか」

実際に私が動いた結果です。ダイレクト系はほぼ全滅でした。もともと乗用車で入っていたのはソニー損保でしたが、黒ナンバー(事業用)の扱いはないとのことで、そこで終わり。アクサダイレクトに連絡したときも同じ回答でした。

最終的に候補として残ったのは2つ。ここで差がついたのが等級=無事故を続けると1年ごとに上がって保険料が安くなる割引のランク。1〜20等級で、数字が大きいほど安い)の扱いでした。

損保ジャパンの代理店引受はOK。ただし等級を引き継げず、新規と同じ等級からのスタートと言われた → 提示は年間およそ18万円
三井ダイレクト損保引受OK、しかもそれまでの等級をそのまま引き継げた年間およそ8万円
選んだのは三井ダイレクト損保。等級が引き継げたから、この一点です
ソニー損保(自家用)で育てた等級(私の場合は8〜9等級)
▼ 黒ナンバーに切り替える
引き継げた場合
年 約8万円
三井ダイレクト損保
(運営者が実際に加入)
引き継げない場合
年 約18万円
損保ジャパンの代理店で
提示された金額
同じ人・同じ車・同じ補償(対人対物 無制限/車両保険なし)で、年間およそ10万円の差。月にすると8千円強です。

ここで使ったのが中断証明書=保険を解約するときに発行してもらえる書類。それまでの等級を最大10年間"保存"しておける)です。ソニー損保を解約するときに中断証明書を発行してもらい、それを三井ダイレクトに持ち込んで、新規契約なのに等級だけ前のまま引き継ぐ——という流れでした。損保ジャパンの代理店では、この中断証明書の扱いがうまくいかず(あるいは案内されず)、結果として新規と同じ扱いになった、ということだと思います。

一般的には、今の保険会社をそのまま黒ナンバーでも使える場合は「車両入替」の手続きで等級がそのまま引き継げます。今回のように他社へ移る場合は、解約前に中断証明書を発行してもらうことが引き継ぎの前提になります。解約してから発行を頼み忘れると、あとから取り直せません——ここは切り替え前に必ず確認してください。

新人ドライバー新人
同じ補償なのに、そんなに変わるんですか…!
スーパー配達員Z配達員Z
変わる。等級は何年もかけて育てた資産だからね。引き継げないということは、それを捨てていちばん高い状態からやり直すということ。だから最初に聞くべきは「いくらですか」じゃなくて「等級は引き継げますか」なんだ。

相場として「月1.5〜2.5万円(年18〜30万円)」という数字がよく出てきますが、これはたぶん、等級を引き継げていない人の金額です。実際、引き継げなかったときの提示18万円は、まさにこの相場のいちばん下に一致していました。逆に引き継げれば、その半分以下で収まることがある。「黒ナンバーの保険は高い」の正体は、多くの場合これです。

※これは運営者が2026年時点で実際に問い合わせ・加入した結果です。引受の可否も、等級を引き継げるかどうかも、保険会社・代理店・前の契約の内容によって変わります。この記事の会社名は「必ずこうなる」という意味ではありません。取り扱いは時期によっても変わるので、必ずご自身の条件で各社に確認してください。

実際に、黒ナンバー・緑ナンバー専門で扱う保険代理店の窓口があります。見積もりに必要な書類は車検証だけで、この記事でいちばん大事な「等級は引き継げますか」を最初に聞けます。

黒ナンバーの保険を相談する →

4 お金の話 — 手取りでいくら効くか

保険料は全額が経費になります。つまり「払う額」だけでなく「節税でいくら戻るか」まで見て、はじめて本当のコストが分かります。実際に加入した年8万円で計算してみます。

年間保険料(実際に加入した額)約80,000円
経費にしたことで減る税金の概算(税率20%想定)−約16,000円
実質負担(概算)約64,000円 = 月およそ5,300円

月およそ5,300円。「保険で月2万円も消える」と思って避ける人がいますが、等級が引き継げて、正しく経費にすれば、体感はここまで軽くなります。逆に無保険や自家用のままで走るほうが、よほど高くつく。事故1回で数百万円では割に合いません。経費の付け方は経費にできるもの一覧へ。

※税率は所得によって変わります。上の20%はあくまで計算例で、実際に戻る額は人によって違います。

5 口コミ — 自分以外の声も

★★★★☆30代・地方・専業

通販型で十分だった。ネットで完結、電話も繋がりやすい。安く済んだ。

出典:読者投稿フォーム
★★★★★40代・都市・専業

追突された時、代理店型にしてて救われた。担当が全部やってくれた。

出典:公開SNSより要約
★★★☆☆20代・地方・副業

共済は安いけど補償の範囲が思ったより狭かった。中身は読み込むべき。

出典:読者投稿フォーム
★★☆☆☆50代・都市・専業

等級の引き継ぎでつまずいた。自家用からの切替は早めに相談すべき。

出典:読者投稿フォーム

※口コミは承認制。良い声も辛口も載せます。あなたの体験もフォームから投稿できます。

! ぶっちゃけ言うと — ここは注意

  • 最初に聞くのは金額ではなく「等級は引き継げますか」。ここで年10万円動きます。金額の比較はそのあとで十分。この一言を言うだけで、無駄な見積もりを何本も取らずに済みます
  • 1軒断られても終わりではない。ダイレクト系はほとんど扱いがありませんが、代理店型は会社ごと・代理店ごとに判断が違います。「無理でした」で止まっている人が、いちばん損をしています
  • 自動車保険の一括見積もりサイトは、基本的に自家用向け。黒ナンバーは対象外のことが多く、進めても弾かれます。この記事で紹介している窓口は黒ナンバー・緑ナンバー専門の代理店なので、そこは対象外になりません。とはいえ最初に聞くべきことは変わらず「等級は引き継げますか」です。
  • 積荷(貨物)の補償は別物。対人・対物に入っていても、預かった荷物の弁償は範囲外のことが多いです。高額品を運ぶ仕事なら、貨物保険を別に検討する必要があります。
  • 車両保険を外すという選択もある。私は付けていません。中古の軽バンで、自分の車の修理よりまず対人・対物を無制限で固めるほうが優先だと考えたからです。ここは車の値段と手元の資金しだいなので、正解はひとつではありません。
  • 自家用のまま事業で走るのは絶対にやめる。事故のときに「業務使用」を理由に保険金が下りないことがあります。保険料をケチって無保険同然になるのが、いちばん高い選択です。

問い合わせの一言目を、変えるだけでいい

黒ナンバーの保険で失敗しないコツは、たったひとつです。「等級は引き継げますか」を最初に聞くこと。ここが通る会社を見つけられれば、同じ補償のまま年間10万円くらい変わります。金額を比べるのは、そのあとで間に合います。そして車を決める前に、保険の当たりをつけておくこと——順番を逆にすると、車だけが手元に残ります。

※本記事の金額・加入可否は、運営者が2026年時点で実際に問い合わせ・加入した結果です。引受の可否、等級の引き継ぎ、保険料は、保険会社・代理店・契約条件・時期によって変わります。特定の保険会社をおすすめするものではありません。最新・正確な内容は必ず各社の案内でご確認ください。

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